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吉田志津代

【保存版】トロンボーン初心者必読!初心者のための基礎練習

更新日:2022年2月28日



トロンボーン初心者がやるべき基礎練習3選
トロンボーン初心者がやるべき基礎練習3選|保存版

トロンボーンを始めたとき

先輩や先生から

「基礎練習」を教わります。


そして毎日練習を重ねていくのですが

トロンボーンという楽器、

どんな吹き方をしていても

練習を重ねると、ある程度吹けるようになります。

(ちょっと乱暴な言い方ですが。。)


でも「ある程度吹ける」なので

そのまま練習を進めていくと

「練習しているのに、吹けるようにならない」

という壁に当たります。


「今までの練習方法が通用しない」

という状態です。


今までの吹き方は「クセ」として

自分に染み込んでいるので

修正するためには、長い期間が必要になります。


そうならないためには、初心者のうちから

正しい方法で練習することが重要です。


今回は【初心者のための基礎練習】

3つご紹介します。



 

1. 出した音を伸ばす=ロングトーン

トロンボーンを手にして

最初に教わる練習は「音を出すこと」

そして「出した音を伸ばすこと」だと思います。

「出した音を伸ばす=ロングトーン」ですね。


最初のうちは

狙った音が出ない/決められた拍数を伸ばせない/音が揺れる

かもしれません。


そんなときは

音=ブレス(息)

ということを考えてみてください。

息を吐いている時間=音が出ている時間で、

息のスピード・量・太さ

音の高さ・大きさ・まっすぐさに繋がります。


私たちは、生まれた時から自然に(無意識に

呼吸をしていますが

楽器を吹くときは

ブレスを意識的に考える必要があるのです。


たとえば

「ドを8拍ロングローン」の場合

以下2点について考えてみましょう。


①8拍音を伸ばすのに必要なブレスの量(どのくらい吸うのか)

②ドを出すために必要ブレスのスピード・量・太さ(どのように吐くのか)


もし、考えたブレスで上手く吹けなかったら

何が足りなかったのか考えて再挑戦。

上手くできたら、もう一度同じブレスで吹いてみる。


そうやって反復練習していくと

体がブレスを覚えて

スムーズにロングトーンができるようになります。


2. 舌を動かす=タンギング

タンギングというと

音を切る

と感じている方もいらっしゃると思いますが

タンギング=舌を動かすことです。

(タンtongue=舌)


音を出す瞬間に舌を動かして(離して)

立ち上がりをクリアにします。


試しに声で「タタタタ」と言ってみてください。

舌が動いたと思います。

これがタンギングです。


では「タ」と

「発声する前」

「発声する瞬間」における「舌の動き」を

確認してみましょう。


①「タ」と発声する前にブレス

②「タ」の準備で舌が歯の裏につく

③「タ」と発声する瞬間、舌が離れて息が出る


いかがでしたか?

文字にすると

複雑で時間がかかるように感じますが、

実際にやってみると

シンプルかつ瞬間の出来事だと思います。


音に置き換えても同じことです。

①「ド」を吹く前にブレス

②「ド」の準備で舌が歯の裏につく

③「ド」を出す瞬間、舌が離れて息が出る


ノータンギング

弱いタンギングでも音が出てしまいます

その場合、音の立ち上がりが不明瞭だったり

出だしに息の音が混ざってしまったり

速いパッセージが吹けなかったり

なにかと不具合が生じると思います。


また、日本語は

子音と母音を

組み合わせて発する言語であるため

タンギングの時にも

「タア」と母音が強くなる可能性があります。

その場合、立ち上がりはクリアながら

後押しした音になってしまいます。

「T」の発音を意識して、英語の発音を行うつもり

行ってみましょう。



3. 音階「B-dur」、まずは慣れ親しむ

おそらく最初に教わる音階は「B-dur」だと思います(下図)。

トロンボーン音階Bdur
トロンボーン音階 Bdur

この音階、たくさん練習して

覚えてしまいましょう

覚えることは次の3つです。


①音名(ドレミだけでなくドイツ音名も覚えられるとベストです)

②音符の位置

③ポジション


そして、音を出している時は

必ず頭の中でその音を歌ってください。


B-durに慣れてきたら、他の調にも挑戦!

音階は

長調12種類

短調では12種類×3パターン=36種類

あります。


ゆっくりでいいので

練習する種類を増やしていくように

心がけてみましょう。


いろんな調の音階を吹くと

出せる音の種類が増えるだけでなく

音程感覚や初見能力が向上するなど

良いことづくしです。


注意したいのは

いつも楽譜を見て練習すること。

自分が出している音が、楽譜のどの音に該当するのか

把握して練習しましょう。



4. まとめ


初心者のときって

音が出るだけで嬉しいですよね。


たとえそれが、

絞りだした音でも

かすれた音でも

割れた音でも。


そんな状態で練習を続けると

なかなか上手くならないし


そのうち「練習しても出来ないこと」が

でてきます。


最初に正しい奏法を知り

丁寧に、ゆっくり身に付けていくことが

結果的に上達に繋がります。


今日の内容を含む「入門編」の動画を

YouTubeで公開しています。

よろしければ

こちらもご覧になってみてください。



結局のところ

トロンボーンという楽器は

どんな吹き方でもある程度吹けてしまうので

間違った奏法のまま進むことがあります。


そうすると

練習しても上達しない時期が訪れ

そこから奏法を修正するのは

とっても大変です。

(私は、高校卒業してから師事した先生のもとで

アンブシュアやタンギングを直すことになって

めちゃくちゃ苦労しました)


初心者のうちに正しい奏法を身に付けて

トロンボーンを楽しみましょう☆


#トロンボーン

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#基礎練習

#ロングトーン

#タンギング

#音階

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