タンギングにお悩みはありませんか?
速いテンポでタンギングが乱れる
低い音でタンギングが鈍くなる
高い音のタンギングが決まらない
などなど。
※私は低音のタンギングに悩みました。
タンギングは舌の動きです。
音を切るのではありません。
舌を動かす回数=音の数です。
そして、舌の動きに負けないよう
ブレスをしっかり行わないと
音色が悪くなります。
タンギングには
舌とブレスのコントロールが
欠かせないのです。
本日の内容です↓
1.舌のコントロール
大前提として、
普段なにもせず
口を閉じているとき
舌はどこにいますか?
上の歯の裏
この辺ですよね?
※これは楽器に関係なく
「正しい舌の位置」です。
では、
日常的な正しい舌の位置を踏まえて
タンギングにおける舌の動きを
確認していきましょう。
まず、出しやすい音を
4拍伸ばしてください。
何も考えずに。
できましたか?
では、もう1度、
同じ音を同じように伸ばしますが
そのとき、次のことを確認してください。
1.音を出す前ブレスに伴う舌の動き
2.音を出す瞬間の舌の動き
3.音を伸ばしている間の舌の位置
4.音を吹き終わるときの舌の動き
いずれも
一瞬だったり
ごく僅かな動きなので
慣れるまでは「分からない」
かもしれません。
その場合は
分かるまで繰り返してください。
舌は必ず動いています。
いままで気にしていなかったので
(無意識に行っていたので)
分からないだけで
必ず動いています。
きっとこう動くはずです。
1.音を出す前ブレスに伴う舌の動き
舌で息を遮らないように
歯の裏から離れて
宙に浮いています。
そして、息を吸い終わった瞬間
すばやく歯の裏にセットされます。
※セット位置は、音域により変わります。
2.音を出す瞬間の舌の動き
歯の裏から、すばやく離れます。
同時に息がまっすぐ出ます。
3.音を伸ばしている間の舌の位置
ブレスが流れているので
その流れを遮らないよう
浮いたままです。
4.音を吹き終わるときの舌の動き
そっと元の位置(上の歯の裏)に
戻ります。
※戻るスピードが速いとジャズっぽくなります。
まとめると
◆ブレス:歯の裏→浮いてる(息を吸う)→歯の裏
◆音:歯の裏→浮いてる(息を吐く)→歯の裏
です。
ブレスでも
タンギングでも
舌が同じ動きをしていることが
分かります。
(息を吸う・吐くの違い)
16分音符をタタタタ
と吹くとき
舌は
ブレスで1回
音で4回
合計5往復している
ということです。
シンプルに書くなら
スイカの種を飛ばす
これがタンギングの動きです。
16分音符を4拍練習するなら
スイカの種を16個飛ばす
ということになります。
舌の位置と往復運動
ぜひ確認してみてください!
2.ブレスのコントロール
音はブレスでできています。
ブレスを伸ばしている時間=音が出ている時間
です。
ではありますが
細かい音符を吹くときに
1音ずつブレスをやり直す
なんて吹き方はしませんよね。
舌を往復させて
4分や8分、16分音符などのリズムに
音を区切ります。
(舌の動きは前述通り)
このとき
舌に気を取られて
ブレスが遅くなると
音が痩せてしまいます。
音になるブレスの量が
不足してしまうのです。
そうなると
舌がいくら正しく動いていても
区切るべき音が無いので
タンギングできない
となってしまうのです。
ブレスは
音を出す前に吸ったら
音を出す瞬間から終わりまで
一直線に前に進むイメージで
吐き”続けて”ください。
上り坂のてっぺん目指して
自転車で登るとき
一生懸命ペダルを漕ぎ続けますよね。
そんなイメージです。
舌の動きを支えるつもりで
しっかりと
ブレスを通していきましょう!
3.まとめ
タンギングに必要な
舌とブレスのコントロールについて
お伝えしました。
目に見えない部分なので
動きを感じること
イメージすること
意識すること
が大切です。
タンギングは
舌とブレス
どちらが欠けても上手くいきません。
まず
楽器のない状態で
舌とブレスを確認するのも
良い方法です。
こちらの動画では楽器を使わない
タンギング練習を紹介しています。
参考になれば幸いです。
この動画ではタンギングも含めて
解説しています。
焦らず
舌とブレスを確認できる
ゆっくりなテンポから
練習してみてください。
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