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吉田志津代

トロンボーン上達のコツ|良い音を出すには

更新日:2022年2月17日


トロンボーン音色を良くする方法
トロンボーン音色を良くする方法

良い音で吹いて!

トロンボーンだけでなく

楽器を演奏する人すべてが

一度は言われた(もしくは言った)

言葉だと思います。


ミスなく吹いても「もっと音が良ければ...」

「そのパッセージ、もっと良い音で吹いて!」


そもそも、

良い音ってどんな音でしょう?

今日は掘り下げて考えてみたいと思います。


(1)音色のイメージ

温かい、やわらかい、優しい、

明るい、元気な、太い、

豊かな、響きのある、甘い....


いろんなイメージが浮かびますが

曲調を加味することも必要です。


⇒TPOに合わせた服装やメイク、

その時の気分で食べたい物が変わるように

曲に応じた音色を使えるよう

何種類か持てると良いな…と思います。


(2)音色のイメージでブレスを行う

音=ブレス だと考えています。

温かい音を出したければ温かい息。

元気な音には元気な息。

甘い音には甘い息←チョコたべてから吹く?


⇒実際、ブレスは元気になったり甘くなりませんが

そういうイメージでブレスを行うと

スピードや量が変わり

それが音色に影響を与えるのではないでしょうか。


(3)音の形

音は音色だけでなく、形も大事。

音の出だし(立ち上がり)

終わり(尻尾)を考えます。

これはフレーズの作り方にも関わることです。


立ち上がり

その音のスタートが弱拍か強拍か。

アクセントやスタッカート

テヌートなどがついているか。

立ち上がりは千差万別。

尻尾

たとえばテヌートなら最後までしっかり。

アクセントなら抜く。

クレシェンド、デクレシェンドを正確に。

フレーズの最後か?

次の音に向かっていくのか?

などなど、こちらも多岐にわたります。

(4)ピッチ、音程

これも大事です。

が、

チューナーで目盛りに合わせるのは

好きではありません。

可能であれば

調律されたピアノから音をもらって

耳を使って「音程感」を養いたいです。


⇒まず「音をしっかり吹く」

音が鳴る前からピッチを合わせようとすると

音色を損なう可能性があります。


⇒音程感の練習

ピアノで音階を弾き

その音を頭の中に残した状態で

トロンボーンを吹きます。

そして

トロンボーンの音を頭の中に残した状態で

ピアノで再度音階を弾いて

頭の中で聴き比べます。

 

「良い音」は

永遠に取り組むべき課題だと思います。

満足したら

そこで終わりですから。


同時に

テクニックや表現力も磨いて

良い音で・ミスなく・表現力のあるトロンボーン吹き

になりたいですね!


一緒に頑張りましょう^^



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